こんにちは 目白MMクリニック副院長の小野寺です。今更?という感じもありますが、コラムを始めてみることにしました。私は精神科専門医でもありますが、一般精神科での急性期治療での3年の研修後は主に認知症患者さんの治療に従事して認知症専門医となり現在に至っておりますので、主に認知症に関してのコラムを書いていこうと思っています。
・最近物忘れが目立つ
・何度も同じ話をする
・怒りっぽくなった
・本人は「何も困ってない、大丈夫」という
など、ご家族が認知症なのかな?と疑われる場面でご本人が受診を拒否するということはよくあることです。これはご本人の性格の問題というよりも、認知症の方の特性とも言えます。
・物忘れしてることに気づきにくい特性
・何かおそろしいことが起こっているような不安
・「認知症」という言葉への抵抗感
などが背景にあり、行きたくないというよりは「行く必要があると理解できない」ことの方が多いのです。
ここでご家族が
✖「ぼけたんじゃないの」「さっきもおなじこと言ったよ」等本人を責めるように話す
✖「認知症なんじゃないの」と直接本人に言ってしまう
✖ 無理やり受診に連れていく
などしてしまうと、ご本人との関係が悪化してしまう可能性があります
そこでうまくいきやすい声かけ例としては
〇「最近眠れてないみたいだから相談してみよう?」
〇「血圧とか体のチェックも一緒にしてもらおう」
△「私が相談したいことがあるから付き合って」
等、認知症の診察と強調しないことが重要です。
ご本人は「忘れてしまってることも忘れている」ことが多いので、私たちが普段考える「自覚」とは違った認識をご自分の状態について感じています。それは「何か恐ろしいことが起こっている感じ」「自分がおかしいの?周りがおかしいの?何か変!」といった感覚で恐怖や不安を抱えていると言われています。その中で病院へ!と言われるとますます自分が否定された感覚になってしまう方もいます。
ご家族も医療者もご本人の味方であること、ご本人が変わらずに安心して生活できるために診療するんだよということをこちらもお話しながら診察しますので、ぜひご家族の方もあまり心配させないで受診につなげてください。
それでも難しい場合
実はご家族だけの受診も可能です!
「家族相談」(*自費診療)という形でご本人の様子を詳しくお聞きした後
・今後の対応方法
・受診につなげる工夫
・必要に応じた検査の段取り
等をご説明できますので、ご本人を無理に連れてくる必要はありません。
認知症は早期対応がご本人や家族の負担を軽くします。
少しでも気になることがあればぜひご相談ください。
当院は豊島区で唯一認知症専門医が在籍するクリニックです。
初診は時間をかけて診察
ご家族のみの相談も可能
大学病院など大病院で行う検査と同じものを連携施設にて施行できます
まだ受診するほどではないのかな?と迷う段階でも構いません
まずはご相談ください
